アイシングというと、野球中継で試合後のピッチャーが肩を冷やしている姿や、ケガをしたときの応急処置で冷やすことを想像しませんか?
最近では運動後やケガのときだけでなく普段の健康管理にもアイシングが役立つことがわかってきています。
①熱中症対策
地球温暖化のせいか、夏の暑さは年々厳しくなってきています。
屋外で運動しているスポーツ選手はもちろん、一般の方にも熱中症対策がとても大切です。
熱中症を予防するには水分やミネラル補給や適切な休息が必要ですが、熱のこもった身体を冷やすことも効果的です。
そのこもった熱を取り除くのにアイシングが効果的です。
→方法
市販のアイスバッグやビニール袋に氷水
を入れたものを、首筋やわきの下などの太い血管が通っている場所に当てます。
※保冷剤などを直接身体に当てると冷やしすぎて逆効果になるので気をつけてください。
②全身の疲れをとる
全身の疲労やむくみの改善には温浴と冷水浴を繰り返す【温冷交代浴】を試してみましょう。
→方法
夏場なら40℃程度の湯船に3分程度浸かってからシャワーで冷水を浴び、再び湯船に浸かる。2~3回繰り返します。か
③よく動かした部分のケア
スポーツ選手でなくても身体を動かした後のケアは必要です。
運動後は体が熱をもっているのでクールダウンやストレッチをしっかり行い、その後よく動かした部分を冷やします。
→方法
冷水に浸して軽く絞ったタオルをよく動
かした場所に巻き、冷感がなくなったら再び冷水に浸す。2~3回繰り返す
※広い範囲を均等に冷やし、冷やし過ぎないように注意してください。
どの方法もすぐに試すことができるものばかり、普段の生活に取り入れて健康管理に役立ててみてください。