「頭痛」と聞くと、みなさんどんな頭痛を思い浮かべますか?
「風邪のときの頭痛」や「くも膜下出血の時のような、殴られたような激痛」をはじめ世の中には色々な種類の頭痛があります。
その中でも、一般的に多い頭痛【慢性頭痛】
当院にも慢性頭痛に悩まされて来院される患者さんも多いです。
今回はその慢性頭痛について紹介します。
慢性頭痛には主に
・緊張型頭痛
・片頭痛
・群発頭痛
の3種類の頭痛があります。
緊張型頭痛とは、、、
慢性的な頭痛の中でも最も多く見られるのが、この「緊張型頭痛」です。
年齢や性別に関係なく発症し、後頭部を中心に頭全体が締め付けられるようや鈍い痛みが起こります。
原因としては、長時間のデスクワークや車の運転など不自然な姿勢が続くことで引きおこされる身体的なストレスと、仕事や家庭などの心配ごとによる精神的なストレスが挙げられます。
それにより首・肩周りの筋肉が過緊張を起こすことによって、首を通っている頭に行く血管を圧迫し、頭痛がでます。
頭痛のほかにも、肩や首のこり、フワフワとしためまい、全身のだるさといった症状を伴うこともあります。
首・肩周りの血液循環を良くしてあげることで、筋肉の緊張がとれ頭痛が改善されることが多いです。
片頭痛とは、、、
簡単にいうと、「頭の中の血管が拡張したことによって炎症が起こり、ズキズキと脈打つような痛みを生じる」頭痛。
血管の拡張が原因となっているので患部を温めたり、マッサージなどで血流を良くするのは逆効果です。シャワーや入浴も血管を拡張させてしまうため、避けるようにしましょう。
群発頭痛とは、、、
原因の詳細は未だ解明されていない部分もある頭痛ですが、頭の血管の拡張が関係していると言われる激しい頭痛です。
「自殺したくなるほどの痛み」といわれることから「自殺頭痛」とも呼ばれます。
血管の拡張と聞くと、女性に多い片頭痛と同じのではないかと考えられますが、違います。偏頭痛と大きく違う点は、その場所です。
群発性頭痛は、「目がえぐられるような痛み」「きりで刺されるような痛み」と表現されます。群発性頭痛の原因の場所は「目の後ろの血管」です。
この血管が、拡張して炎症を起こすため、目の奥が痛むと考えられています。頭痛の特長なのに、目の症状が伴っていたのはここに理由があります。
この頭痛の特徴の1つで「群発期」があります。
非群発期には症状がないのですが、群発期に入ると一定期間、毎日のよう「頭痛が続きます。
その「群発期」にアルコールを飲むと痛みが発生すると言われていますどんなお酒好きの方でも、この時期はアルコールを避けると言われています。
その他の、誘因はタバコ、季節の変わり目なども挙げられています。