転けたり、ぶつけたり、捻挫や肉離れなど
普段生活していると思わぬところでケガをすることがあります。
スポーツをされている方はもっとケガをする可能性が高くなります。
ケガをしたとき、みなさんはどうされていますか?
「シップを貼る」「お風呂で温める」「何もせず放っておく」「何をすればいいのなわからない」色んな方がおられるかも思います。
一般的にケガをしたときはどんな処置をするのが正解なのでしょう?
それはRICE(ライス)処置です。
このRICEとは、4つの処置のそれぞれの頭文字をとっています。
R:rest(安静)…まず、第1に患部を休ませて安静にします。どのようなケガでも、受傷直後に「動かしまくった方がいい」ものはなく、「できるだけ動かさないように気をつけてください。
I:ice(冷却)…冷やす、アイシングのことです。ケガをすると患部が熱をもって、そのまま放置しておくとドンドン腫れてきてしまうので、しっかりと冷やしてあげてください。
よく「シップで冷やして…」という方がおられますが、シップだけでは患部の表面しか冷えないので、氷水やアイスノンなどで患部の深いところまでしっかりと冷やします。
C:Compression(圧迫)…患部を圧迫します。それによって、腫れや炎症をコントロールすることができます。
また、痛みも少しだけ軽減されます。
E:Elevation(挙上)…患部を心臓よりも高い位置にあげます。血液は心臓から全身へ送り出されます。その際に心臓のポンプの力や重力によって全身へ届けますが
その心臓よりも高い位置に患部をあげることで、重力による血液の流れを減らし、腫れや炎症をコントロールします。
説明が長々となってしまいましたが、簡単に
患部を使わずに休ませて、しっかり冷やし、包帯などで圧迫して、心臓よりも高い位置にあげてください。
ちなみにこの処置を受傷後できるだけ早く行うのが理想ですが、遅くても6時間以内には行ってください。
6時間以内にするのと6時間をすぎてからするのとでは予後にすごく差が出ると言われています。
この6時間をゴーンデンアワーといいます。
ケガはしないのが1番ですが
もしケガをした時は参考にしてみてください。