「若い人はもっと魚を食べなさい」。
若いうちは魚よりも肉を好んで食べがちです。家に帰って魚が出てくるとテンションが下がるという話も聞いたことがあるくらいです。
でも「魚ならどんな魚でも食べまくればいい」かというと、そういうワケでもありません。
動脈硬化を引き起こす原因の1つとされる鉛、水銀、カドミウムやヒ素などの有害重金属。
マグロなどの大型魚にはそれらが蓄積している可能性があります。
例えば、火力発電所の煤煙。これには水銀が含まれていて、空気中に放出されます。
雨が降ると一緒に海水に混ざり、それがプランクトンの体内へ。
それを小魚が食べ、その小魚を大型魚が食べ…と、水銀がどんどん濃縮されていきます。
ちなみにアメリカ人よりも魚文化がある日本人は、体内の水銀濃度が約5倍多いそうです。
魚を食べる際はマグロなどの大型魚をばくばく食べるよりも、日本近海で採れるサンマ・アジ・イワシなどの青魚の方がいいかもしれません。
青魚にはDHAやEPAが豊富に含まれているのでオススメです。