五大栄養素の1つに数えられる【ビタミン】
このビタミンには水溶性のもと、脂溶性のものがあります。
簡単にいうと「水に溶ける」か「脂に溶ける」かですが、それによって色々違いがでてくるのでここで紹介します。
水溶性ビタミン
水溶性ビタミンとは、そのままの意味ですが水に溶けるビタミンのことです。
水に溶けやすいので
・調理中に失ってしまいやすい
・尿と一緒に排泄されやすい
という特徴があります。
調理中に失ってしまいやすいとは
例えば茹でたり煮たりすることでお湯の中へ溶け出して、そのまま捨てられたり、残されたりしてしまいます。
ちなみに最近では切られた状態で売られている野菜がありますが
しっかり水洗いされているため、水溶性ビタミンがすでに失われている可能性があります。
では煮物の汁を全て飲めばビタミンが摂れて健康に良いのか?
確かに溶け出た水溶性ビタミンの取りこぼしはないかもしれませんが、
塩分の過剰摂取の問題等もあり、飲めばいいという話でもありません。
調理中に水溶性ビタミンが溶け出すのを防ぐには、水に漬ける時間を減らしたり、油で炒めたり、蒸したりするのが良いと考えられます。
ただ、過度なダイエットでもしていない限り、不足することはあまり無いので気しなくても良いかもしれません。
ちょっと体がだるいな、とかその程度の症状は出ているかもしれませんが…
主な水溶性ビタミン
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ナイアシン
・ビタミンB6
・ビタミンB12
・葉酸
・パントテン酸
・ビオチン
・ビタミンC
脂溶性ビタミン
脂溶性ビタミンは、油に溶けやすいビタミンのことです。
水溶性ビタミンと違い、水に溶けにくい事から、水洗いや茹で作業によって失われるのが少ないのが特徴です。
また、油と一緒に調理し摂取することで、吸収率が高まります。
水溶性ビタミンと違い、尿中に排泄されないため体内に蓄積されやすく、過剰症が発生しやすいという特徴もあります。
主な脂溶性ビタミン
・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンE
・ビタミンK