世の中、【便秘】で悩まれている方が多くおられます。特に女性の方に多い便秘。
便秘とは『便がでない』『出にくい』ことですが、どれくらい出ないと便秘と呼ぶのでしょうか。
はっきりと『これで便秘!』という線引きは難しいそうですが
国際消化器病学会では以下の項目を診断基準としているそうです。
・排便回数が週3回未満
・硬便が排便時の25%以上(4回に1回以上は硬い便)
・用指的排便(指や綿棒などを用いて強制的に排便させる行為)が25%以上
・努責(排便時に強くいきむこと)、残便感、閉塞感がみられる頻度が25%以上
・以上の症状が6ヶ月前から少なくとも3ヶ月で基準を満たす場合に慢性便秘
難しく書いていますが簡単にいうと
・排便の回数が週に3回もない
・排便が困難
・排便はあるがすっきりしない
・これらの状態が『たまに』ではなく、一定期間続いている
このような状態に便秘といわれます。
ではこの便秘はなぜ起きるのでしょうか?
他の病気や疾患によって便秘になることを除くと、原因として多いのは『冷え』。
体が冷えてしまっていると便秘しやすい体質になっています。
体が冷えると血液の流れが悪くなり、基礎代謝が下がってしまいます。
基礎代謝が下がると頭痛・肩こり・生理不順のようなからだにあらわれる症状だけでなく、イライラしたり、短気になってしまうなど精神にも大きな影響をもたらすことがあります。
この血液の流れが悪くなるということが便秘に大きな悪影響をもたらしています。
便秘は老廃物や毒素が腸の中に蓄積された状態となっており、排出するための力が上手に働いていません。
からだの冷えによって胃腸の働きも弱まっているのです。
胃腸の働きを活性化するためには冷え性を改善し、基礎代謝をあげ、血行促進をさせていかなければなりません。
体の冷えを改善していくことで便秘の解消に繋がります。
体が冷えると、ホルモンバランスを乱し、体内時計を狂わせたり、便意を感じる神経を鈍らせたりして排便しにくい身体を作るってしまいます。
もし自分が冷えで便秘にも悩んでいるというのなら、冷えを改善すると便秘も解消できるかも知れません。