股関節は体の中で肩の次に動かしやすい関節で、最も筋肉が集まっている部分です。
開脚をして股関節を柔らかくすると、血流が促されて「姿勢や腰痛の改善」「疲労回復」などさまざまな効果が期待できます。
『開脚』と聞くと、脚を180度に開いてベターっと体が床についている状態をイメージすると思います。
しかし、人間の体には関節がどのくらいまで動くかという参考可動域というものがあります。
股関節の参考可動域は左右45度ずつで、合わせても90度。
180度の開脚を目標にすると諦めてしまいますが、その半分でもできれば日常生活にはほぼ支障がありません。
体が硬い人も90度を目指して気軽に始めてみませんか。
3つの開脚ストレッチ
①仰向け
・ベッドに右半身を乗せて仰向けになる。
・右脚の膝を曲げて両手で抱える。
・床に降ろした脚側の股関節をのばす。
・左右20秒ずつ行う。
②イスに座って
・イスに浅めに座る
・足首を対側の太ももに乗せ、上半身を前傾させる。背中が丸くならないように注意。
・左右20秒ずつ行う。
③床に座って
・低めのソファーなどに寄りかかり、できる範囲で開脚。
・背中を伸ばして1分間つま先を上に向ける。
簡単にできて時間もかからないので、お風呂上がりなどにテレビを見ながらでも始めて下さい。