人の体のタンパク質の約30%は皮膚や骨をつくるコラーゲン。
特に女性の方は美容のために、フカヒレなどの『コラーゲンたっぷりの料理』を好んで食べます。
しかし、たまにコラーゲンが豊富な食事を食べたからといって美容効果がでるワケではありません。
コラーゲンは他の食べ物と同じように、胃や腸で消化酵素によっていったんアミノ酸に分解されます。
それが再合成される時に、そっくりそのまま肌に使われるわけではありません。
肌などの美容的な部分以外にもアミノ酸が必要なのでピンポイントでは美容に効いてくれないので『コラーゲンを食べても美容には効果がない』と言われていました。
しかし最近の研究で
2009年には、1日5gのコラーゲンペプチドを4週間摂取することで、30歳以上の被験者に肌の角質の水分量上昇が見られ
2014年には、1日5g、もしくは2.5gのコラーゲンペプチドを4週間摂取することで、45歳~65歳の被験者のシワ改善がみられています。
コラーゲンの経口摂取による美容への効果が証明されています。
ただし、ここでのコラーゲンとは【コラーゲンペプチド】のことです。
コラーゲンペプチドとは、コラーゲンを加水分解して分子を小さくした状態のものです。
分子が小さいので水に溶けやすく、吸収もされやすいのが特徴です。
また、コラーゲンは真皮層にある繊維芽細胞から作られますが、その繊維芽細胞を増やす働きがあるとされています。
繊維芽細胞が増えれば、コラーゲンだけでなく、エラスチンやヒアルロン酸など肌のハリや弾力性を保ち、美肌を作るために欠かせない成分を増やすことが出来るんです。
これにより
・肌のハリがよくなる
・肌の乾燥が改善される
・髪の毛や爪の調子が良くなる
などの美容効果があります。
最近のコラーゲンドリンクなどに使われているのもこのコラーゲンペプチド。
何回か摂っただけでは効果が出ませんが、根気よく摂れば効果がでるみたいです。