テレビや漫画などでたまに目にする『複雑骨折』。
複雑骨折と聞くと『一本の骨が複数箇所で骨折』や『骨が粉々に骨折』した状態を思い浮かべて『大変、大怪我だ』となります。
でも実はこれ誤解なんです。
複雑骨折とは『開放性骨折』ともいい、骨折部が体外に解放されている状態。
簡単にいうと『折れた骨が見えている』『折れた骨が体から飛び出している』といった状態。
どちらも皮膚や肉が傷ついて体の中身が外気に触れている状態なので、感染症や出血多量によって死に至る可能性もあります。
一方『一本の骨が複数箇所で骨折』『骨が粉々に骨折』の場合は、それぞれ『複合骨折』『粉砕骨折』と呼びます。
整骨院や病院などの職種でない限り、どっちでも生活には支障のないくらいの違いですが
これからテレビや漫画などで『複雑骨折』とでてきたら、意識してみてください。
いつもより少しだけテレビや漫画を楽しめるかもしれません。